
服薬からターミナルケアまで幅広くサポート
「住宅型有料老人ホームを選ばれる方の多くは、認知症の問題行動や医療的な管理が必要になったことがきっかけです。服薬管理やバイタルチェックはもちろん、点滴・胃ろう・在宅酸素・吸引・カテーテル管理など、医療サポートの範囲は施設によって異なります。
そのため、安心して暮らすためには『どこまで医療対応ができるか』をきちんと確認することが大切です。ご本人とご家族が安心して選択できるよう、施設ごとの医療体制を分かりやすくお伝えし、納得のいく施設探しをお手伝いいたします。
住宅型有料老人ホームで対応されることの多い医療管理一覧
- 服薬管理(飲み薬、塗り薬、点眼薬などの確認・サポート)
- バイタルチェック(血圧・体温・脈拍・血中酸素などの測定)
- インスリン注射の管理
- 在宅酸素療法の管理・チューブ確認
- 吸引(口腔内・鼻腔内の痰吸引)
- 胃ろうの注入・管理
- 経鼻経管栄養の管理
- 中心静脈栄養(IVH)の管理(施設によって対応可否あり)
- 点滴・輸液の実施や管理
- 褥瘡(床ずれ)処置・創傷処置
- 人工肛門(ストーマ)管理
- 尿道カテーテル管理・膀胱留置カテーテル管理
- 自己導尿のサポート
- 人工膀胱管理
- ペースメーカーの観察・管理
- 終末期ケア(ターミナルケア、看取り対応)
- 感染症対応(MRSA、B型C型肝炎、HIVなど、施設ごとに基準あり)
在宅でのケアマネジメントから情報整理 見学までのトータル支援
有料老人ホームを探すということは、ご本人やご家族にとって大きな決断であり、心の整理や準備が必要な場面です。焦って選ぶのではなく、納得のいくまで施設を見て比較し、安心して決めていただきたいと考えています。
ケアマネージャーとして、情報収集や見学の段取り、メリット・デメリットの整理などを一緒に行い、ご本人やご家族が安心して選択できるように寄り添います。迷いや不安をそのままにせず、納得できるまでサポートいたしますので、どうぞ安心してご相談ください。

医療管理の範囲を知ることが安心への第一歩
知見あるケアマネが選びをサポート
施設にはそれぞれ「特性」があり、同じ有料老人ホームやナーシングホームという名前でも、実際にできる医療管理の範囲は大きく異なります。例えば、服薬や血圧測定など基本的なサポートだけを行う施設もあれば、胃ろうや点滴、在宅酸素やカテーテル管理など、より専門的な医療処置まで対応できる施設もあります。つまり「医療管理ができます」と書かれていても、どの範囲まで対応してもらえるのかは施設ごとに違うということです。
この違いは、施設に常駐する看護師の有無や人数、提携している医療機関との連携体制によって決まります。看護師が常駐している施設では夜間も医療的な対応がしやすい一方、日中だけの対応に限られる施設もあります。こうした医療管理の「構造」を理解しておくと、入居後に「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぐことができます。
大切なのは、施設の名前やパンフレットの表記に頼るのではなく、「実際にどこまで医療対応ができるのか」を確認することです。その確認をお手伝いできるのが、医療と介護の両方に知識を持つケアマネージャーの役割です。


状態安定後の特養転居にも対応 合理的な住まい選びを伴走します
住宅型有料老人ホームは、医療的管理が必要になった時に安心して入居できる選択肢です。しかし、状態が落ち着けば、より経済的に負担の少ない特別養護老人ホームへの転居を希望される方も少なくありません。
それは「継続可能な生活」を考えたとき、とても合理的な判断です。
緊急時の受け入れから、その後の状態安定期、そして特養への転居に至るまで、ご本人とご家族の意向を大切にしながらサポートいたします。施設替えという大きな転機も、ご家族にとって「安心して選べる一歩」になるように伴走いたします。