「ON時間」「OFF時間」時間とは

ケア

電話による通話は相手が受話口に立ち会っていただけないと会話ができません
””同じ時間軸で違う場所でのコミュニケーション””です
これを私は「ON時間」と呼んでいます  

医療・介護関係者だけではなく仕事を抱えるご家族の多くが同じ時間軸でのコミュニケーションに参加できるとは限らなくなっています
民間サービスでは簡単な電話によるカスタマーサポートにおいても対人窓口業務を減らしメールなどによるコミュニケーションが増えています 

メールなどは””違う時間軸で違う場所でのコミュニケーション””でお互いに都合のよい時間に相手のコメントを読みこちらからも都合のよい時間にコメントを返すコミュニケーションです
私はこれを「OFF時間」と呼んでいます

介護保険が始まった当初はご長男夫婦と一緒に暮らす高齢者をモデルケースとして設計されていました  ご長男のお嫁さんは仕事をしておらず高齢者の世話をする時間が自由に使えるという前提で制度が構築されていました
しかし現在においては全ての人が忙しく「ON時間」で会話をすることが容易ではありません
いまは””違う時間軸で違う場所””でのコミュニケーションが必要とされています
コロナ禍におけるリモート通信などもその一種であると言えます
 

この時代においてはこれらのコミュニケーションを行うに必要な電子ツールの活用は必須となっていくでしょう またそれらを使えない人間にとってはデジタルデバイドとして不便を強いられていくことが予測されています

当事業所ではそれぞれ多種多様な電子ツールの取り扱いについても熟知しておりますのでお気軽にご相談いただければ十分な情報が得られる最初の設定についてもお手伝いをさせて頂いております
最初の設定は複雑であってもそれが終わってしまえば多くの情報が水路のように自動的に自分のもとに集まってきます
介護制度やそれを取り巻く制度はますます複雑になっておりまたそれらの情報を理解する時間も少なくなっている現在においては「面倒だから 何もしない選択」は将来的に混乱を招き「何も決めたくない 何も知りたくない」という閉じ込められたような状態になることがあります 

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